画質に影響する画素数や解像度
ドライブレコーダーのスペックで気になるのが画質です。スペック表を見ると「〇〇〇万画素」と記載されているのを見たことがあるのではないか。
これはドライブレコーダーのセンサー(CMOSセンサー)の区画数を表していて、区画数が多いほど鮮明な映像が取れます。
解像度は「1920×1080」といった数字と画素数で表され、「1920×1080/200万画素」となります。これは動画ファイルの目の細かさです。
画素数と解像度は異なるもの
画素数と解像度は混同されやすいですが、同じ意味を持つ言葉ではありません。
ドライブレコーダーにおける画素数と解像度を簡単に説明すると以下のようになります。
画素数
ドライブレコーダーの映像の入力にかかわる数値で、取り込める映像の細かさの値。
解像度
ドライブレコーダーの映像の出力にかかわる数値で、出力できる映像の細かさの値。
例えば画素数が多くても、動画ファイルとして出力する解像度が低ければ、キメの粗い画像になってしまいます。
また、画素数と解像度のどちらかが低いほうが、画質の限界値になるため、映像のキメの細かさを決めるものとして理解するといいでしょう。
ドライブレコーダーの画素数について
ドライブレコーダーの画素数は200万画素のモデルが多く、フルHDとも呼ばれています。コストパフォーマンスがよく、容量的に扱いやすいモデルです。
データ容量を気にしなければ400万画素、800万画素のモデルを選んでもいいでしょう。
画質で重視したいポイント
ドライブレコーダーのカメラの性能は実際に使ってみないとわかりませんが、重視したいポイントとしては「色合いが自然な映像が撮れるか」「トンネルを入る(抜ける)瞬間もキレイに撮れる」「夜間やトンネル内でも鮮明であるか」の3つです。
色合いが自然な映像が撮れるか
ドライブレコーダーは各メーカーが自然な色合いになるように映像処理がされています。
自然な色合いで撮影できるメリットとして、例えば対向車のボディカラーが実際の見え方と差異がないほうが、もしもの事故の時、相手の特定をしやすくなります。
トンネルを入る(抜ける)瞬間もキレイに撮れる
トンネルなど暗い場所から明るい場所へ移動したとき、瞬時に対応できず、まぶしくて目を細めることがあります。
これはドライブレコーダーも同じで、一瞬明るすぎたり、暗すぎたりすると周囲の状況をキレイに撮影できないことがあるのです。
トンネルから出た際、画面が真っ白になる部分があったとしても、目の前の状況が把握できることが大切です。
夜間やトンネル内でも鮮明であるか
夜間やトンネル内のように暗い場所でもどれだけ鮮明に映し出せるかは重要です。
街灯やヘッドライトの光で、状況が確認できないと対向車の大きさや色が確認できません。
YouTubeなどにドライブレコーダーの撮影動画が公開されているので、確認してみるといいでしょう。